インターネットを活用した働き方が大きく普及した現在、ネットを活用した働き方は身近になりました。労働時間に制約がある人や、会社勤めが苦手な人、自由に働きたい人など、多くの需要があります。
とはいえ「ネットを使って働きたい」と思っても、どうやって働いたらよいか、どのような仕事があるのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ネットでできる仕事について、働き方と職種を解説します。
ネットを活用した働き方
ネットを活用した働き方には、企業に属して働く方法や、フリーランスなど独立して働く方法などさまざまな種類があります。
- 企業に属してリモートワークをする
- フリーランスとして業務を請け負う
- 起業して事業を始める
企業に属してリモートワークをする
最近ではコロナ禍の影響もあり、リモートワークを認める企業も増えてきました。企業によっては、北海道から沖縄まで各地に在住する社員がリモートで仕事をする企業もあります。
企業に属してリモートワークをする最大のメリットは、収入の保証があることです。会社員なので決められた賃金が毎月振り込まれるため、収入の心配をしなくてよいのは魅力です。
ただし、決められた業務時間は守らないといけないなど、フリーランスと比較すると制約がある面も。監視ツールを使ってきちんと作業しているかをチェックする会社もあります。
フリーランスとして業務を請け負う
Web制作やプログラミング、ライティングなど、なんらかのスキルを持っている場合、フリーランスとして仕事を請け負うことができます。
企業に所属しながら副業として始められるため、ハードルが低いのがメリットです。反対に、最初から高収入を狙うのは難しいため、副業として始めながら、やっていけそうと思ったタイミングで事業化するとよいでしょう。
起業して事業を始める
インターネットが発達した現代社会において、ネットを活用して起業する人が増えています。
最大のメリットは、自由な働き方が手に入ることです。仕事の都合さえつけば、場所や時間に縛られずに働けるため、自由を求めるタイプの人におすすめです。ただし、収入の波があることや、案件獲得やトラブルシューティングなどを自力でおこなう必要があるため、精神的なタフさも必要です。
起業して事業を継続するには、経営の知識も必要です。事業内容についての知識はもちろんのこと、経営についての知識も身につけましょう。
ネットでできる仕事13選
ネットでできる仕事はたくさんあります。ここでは、初めてネットで働く人向けに、代表的な13個の働き方を解説します。
- プログラマー
- CADオペレーター
- Webライター
- Webデザイナー
- イラストレーター
- アフィリエイター
- SNS運用
- 動画編集者
- ネットショップ運営
- チャットオペレーター
- データ入力・文字起こし
- 翻訳業
- Webマーケター
プログラマー
プログラマーは、Webサイトやアプリ、システムなどを、プログラミング言語を使って作り上げる仕事です。エンジニアから出された指示を、プログラミング言語を駆使して、形にしていきます。
新しい技術が生まれ続けるため、常に学習意欲を持ち続けることが重要です。需要が高く、未経験からでも学習できる環境も整っており、エンジニアにスキルアップするなどすれば、高収入も期待できます。
CADオペレーター
CADオペレーターは、コンピュータを利用して建築物や製品などの設計図を作成する仕事です。建築、機械、電気など、さまざまな分野で活躍できます。
図面作成だけでなく、3Dモデルの作成やシミュレーションなども行う場合もあります。正確性と空間認識能力が求められます。
Webライター
Webライターは、Webサイトの記事を作成する仕事です。SEO対策や読者の興味を引く文章作成スキルが求められます。
さまざまなジャンルの記事を書くことができるため、幅広い知識を身につけることができます。文章を書くことが好きな方や、自分の考えを発信したい方におすすめです。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを設計し、制作する仕事です。ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を考慮しながら、魅力的なデザインを作成します。
デザインセンスはもちろん、HTMLやCSSなどのコーディングスキルも必要です。
イラストレーター
イラストレーターは、イラストを作成する仕事です。Webサイトや書籍、広告など、さまざまな媒体で活躍できます。
絵画的な表現力だけでなく、クライアントの要望を的確に捉え、それに応えるコミュニケーション能力も重要です。
アフィリエイター
アフィリエイターは、企業の商品やサービスを自分のWebサイトやブログなどで紹介し、その紹介を通じて商品が売れると報酬を得る仕事です。
マーケティングスキルや文章作成能力、そして何より、紹介する商品への興味関心が求められます。
すぐに高収入を得ることは難しく、多くの人が副業で始めて、収益が安定したタイミングで専業に切り替えます。
SNS運用
SNS運用は、企業の公式アカウントを管理し、フォロワーとのコミュニケーションを図る仕事です。Twitter、Instagram、Facebookなど、様々なSNSプラットフォームを活用し、企業の情報を発信したり、顧客からの問い合わせに対応したりします。
トレンドを意識した投稿や、効果的な広告運用など、多岐にわたるスキルが求められます。
動画編集者
動画編集者は、撮影された映像素材を繋ぎ合わせ、一つの作品に仕上げる仕事です。YouTube動画、企業のプロモーションビデオ、ウェディングムービーなど、扱う動画は多種多様です。
映像編集ソフトを使いこなし、音楽や効果音を加えながら、視聴者に感動を与える作品を作り出すことが求められます。
ネットショップ運営
ネットショップ運営は、自分の商品やサービスをインターネット上で販売する仕事です。ハンドメイド作品、アパレル、食品など、扱う商品は様々です。
商品選定、商品撮影、販売ページの作成、顧客対応など、幅広い業務をこなす必要があります。アイデア次第で、自分だけのブランドを築くことも可能です。
チャットオペレーター
チャットオペレーターは、企業のウェブサイトやアプリ上で、顧客からの問い合わせにリアルタイムで対応する仕事です。
顧客の質問に的確に答えたり、トラブル解決をサポートしたりします。丁寧な言葉遣い、問題解決能力、そして臨機応変な対応力が求められます。
データ入力・文字起こし
データ入力・文字起こしは、書類や音声データをテキストデータに変換する仕事です。アンケート結果の集計、議事録の作成、字幕制作など、様々な場面で必要とされます。
正確な入力と、短時間で大量のデータを処理するスピードが求められます。
翻訳業
翻訳業は、外国語の文章を日本語に、または日本語の文章を外国語に訳す仕事です。クラウドソーシングプラットフォームの普及により、Webで完結する仕事が増えています。
語学力はもちろんのこと、専門分野の知識も必要となるため、高い語学力と専門知識の両方が求められます。
Webマーケター
Webマーケターは、インターネット広告やSEO対策など、様々な手法を用いて、企業のウェブサイトへの集客や売上向上を目指します。
データ分析能力、マーケティング戦略の立案能力、そしてトレンドを捉える力が求められます。
まとめ
ネットを使った働き方を取り入れれば、何らの理由で「朝から晩までオフィスで働く」働き方にマッチしなかった層も社会で活躍できるようになります。
労働人口の減少から、政府も雇用の流動性を上げ、フレキシブルに働ける社会づくりを目指していることから、多様性のある働き方で労働力を増やすことは、個人においても社会全体においても有益なことといえるでしょう。
また、ネットを活用した働き方に全振りするだけでなく、会社勤めをしながら副業としてネットで働くこともできます。従来の価値観にとらわれずに、自由な発想で皆さんの能力を活かしていってほしいと思います。